Phase-Field 法
■ 相界面の動力学シミュレーション
ナノスケールにおける構成物質間の相界面ダイナミクスを計算します。この計算を支える理論的枠組みは、
系の全自由エネルギーをベースに界面の動力学を表現する極めて一般的なものであり、そのため、
その適応範囲は材料組織学全般の“界面の移動を伴った”多種多様な組織形成にわたります。
弊社ソフトは、多元多相計算ができる極めて汎用性が高いものであり、お客様の取り扱う現象にあわせた解析ソルバーの再設計が可能です。
■ 計算結果のデモがご覧いただけます。
{ 計算例 } Irで被膜されたNi-Al合金の二相分離(γ-γ′相)
Ni-Al合金(γ 相)をIr被膜して加熱〔T = 1273.15 K〕。合金とIr が相互に拡散、合金内部でγ′相が析出し、相分離する様子を可視化。
上図は、XY平面で表示したもの。Z軸はNiのモル分率を表しています。Niのモル分率(~75%)の部分がγ′相に対応しています。
{ 計算例 } Irで被膜されたNi-Al合金(β′相) 〔T = 1273.15 K〕
■ 弊社ソフトの特徴
デモのデータを比較して見ると、歪場計算により結晶構造の異方性が現れることがわかります。これは、実際の現象に好く合致しています。
■ 適応する現象・ご提案
下に列挙させていただいたように相界面の移動を伴う様々な現象を扱うことが出来ます。お客様の扱われる現象に応じて、
当社技術者とのディスカッションを行いながら再設計、お客様にとって満足のいくソルバーをご提供させていただきます。
また、 GUIによるデータの可視化や計算可能な物理量を付加することなども可能です。
お問い合わせ、ご相談などは、下記メールアドレスにて承っております。
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